HSPな私のブログ

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2024.03.16   HSPな私のブログ

HSPな私が会社員だった頃の考え方 ポジティブの落とし穴

こんにちは。HSPなコーチやまひろみです。

7年前(2017年)うつ病になりかけたことをきっかけに心理学と出会い、自分と向き合うということをコーチングを通じて知ったことで、私の人生が好転しました。昔から悩みの相談を受けることが多く、前向きに悩みの解決をすることが好きでした。人生の悩みの解決に関わることのできるコーチングに出会いコーチングが大好きすぎてやっていくうちに、仕事になっていきました。起業してから6年目になりますが、以前の私は、問題だった人間関係においては、相手を理解すること、物事を相殺すること、ポジティブに物事を捉えることが正解だと思っていました。

たとえば、会社員だった頃、大嫌いな同僚がいました。彼女が海外旅行に行くために、1週間以上休暇を取ること対して怒りを感じていました。当時の私は秘書をしていたので、長期休暇を取ることが難しいどころか、休みたくても休めないという立場にあったのです。休む同僚が悪いのではなくて、休めないと思っている私が問題なんだ、やりたいことをやっている彼女は凄いなぁ(相手を理解)。うるさい彼女がいないから気楽(相殺)。嫌なら、自分も休めばいい(相殺)。という具合です。そうポジティブに捉えられる自分のことが結構好きでした。でも、私が1日休むと3日休む彼女に対して、不満がなかったかといえばそうではなく、結果、我慢していたのです。

また、海外旅行から帰ってきた彼女が、自分の仕事を私が勝手にやったことに対して、やらないで欲しいと文句を言ってきたときは、「せっかくやってあげたのにそれに対して感謝はないのか」「休んでいたくせに」「偉そうに」と心で思っていても言わずに、どうして彼女はそんなことを言ってくるのか?を客観的に考え、そうか、段取りがあったのに勝手にされたことで分からなくなることが嫌だったんだ(理解)。それを口に出せる彼女は凄いなぁ、私にはできないことだ。そして思ったことを出せる面白い人だなぁ(理解)。とポジティブに捉えることで彼女との関係性は格段に良くなりました。人のことを理解できる。それが正解だと思っていました。が、私の本音は封印されたままでした、ここでも我慢していたんですね。封印された自分の気持ちに気づくこともなく、それが正解、そんなふうに人を理解できる自分が好きだと本気で思っていました笑。そんなエセポジティブHSPさんは多いのではないでしょうか。

HSPな私のもうひとつの側面、それは正義感の強さです。私以外のひとたちにも文句を言っていた彼女に対して、どうしても怒りが込み上げ「そんなに大事な仕事なら、最初からもっと丁寧に説明してから休めばいいんじゃない?伝わってないからそうなるんと違うの?」と言って彼女を泣かせてしまうこともありました。その時は、正直スッキリしました。もっと本音を口にしても良いということだったのだと思います。それからは、なぜか彼女に腹が立たなくなりました。

今、振り返ると、内観を知らないのに内観していたことに気がつきました。結果的に腹が立たなくなった理由がわかります。ただ言ってやった。スッキリしたから。という理由ではなく、私の内側、当時の自分が感じていた気持ち。「休みたい」「休んだくせに文句を言うな!」「感謝しろ!」怒り、妬み、悔しさ、虚しさ。それを我慢していた私を他のひとたちに投影し、言われたひとたちの気持ちに寄り添ったことで結果、自分の気持ちに寄り添うことになり、彼女にハッキリ言うという行動を取ったことで現実(彼女の見え方)が変わったのだと思います。自然と自分の気持ちに気がつき、寄り添っていたのだと思うと、面白いですね。内観、そして行動は現実を変えるのだといういこと、内観を行うことの大切さを改めて感じます。

ネガティブな感情を持っていた自分のこと、エセポジティブだった自分のこと、そんな自分を俯瞰して見ると、本当に面白いなぁと感じます笑。どちらの自分も大好きです。全て自分の魂の成長のため、学びのために起こっていることですから。

ポジティブは、正解でも不正解でもなく、ただそうなだけ。ネガティブも同じくただそうだった。それだけなんです。自分のことを理解するためにある感情です。いたってシンプルです。どちらの感情も大切にしていきたです。

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